2013年8月1日木曜日

地域が壊れ始めている

少しずつ、そして着実に、地域が壊れ始めている。

私の住んでいるところは、大阪府内だし、消費地も近く、決して条件の悪い地域ではない。

使われなくなり荒れた、建築費5千万以上のトマトハウス

米作、キャベツ、タマネギの三毛作で使われていた田んぼ

大規模な水なす栽培農家の廃業




農業で利益を上げていた人たちが、やめている。

特に、昨年から多くなっている。

以前なら、宅地で売れたかもしれないが、今は、無理だ。

そこかしこで荒れている。

静かに、着実に、広がっていく。

僕のところにも、借りてくれないかと相談が来る。

でも、僕もこれ以上広げる気はない。

本当に、政府が耕作放棄地を借りやすいようにすると言っても、

どのように、分散した耕作放棄農地を集約するのだろう?

集約できないと、生産性が向上しない。これは日本の農業の昔からの課題。

そして、だれが、借りるのだろうか?

思っているより早く、日本の農業は荒廃していく。

農業が一定の収益がでる産業として残るのは、東京、名古屋などの大都市周辺だけ。

これまでの、政治の無策と、農協のエゴが、地域の農業を、これからも荒廃させていく。

僕の大学の卒論は、「35年間の長野県過疎集落(2000集落)の動態分析による過疎の構造」

その時の状況以上の深刻な問題が、日本全国で、今発生している。

過疎の時は、残る人がいた、、、、今、、、残る人がいなくなっている。

立地条件の良い、この地域でさえ

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