2013年1月11日金曜日

独り言、、、Raspberry Pi を使って思う事


個人的な独り言です。

「ITは、本当に人々を、幸せにしたのだろうか?」

僕は、コンピュータを使い始めて、30年近くなります。
最初は、紙テープのHITAC 102, カードに打込む大学のセンターマシン。
その後は、技術計算のためにいろいろなコンピュータを使い、気がついたらソフトウェアの研究開発をして、いろいろな製品を送り出してきた。そして、多くの企業や役所に導入していただき、使って頂いた、そして今も使って頂いている。グローバルに、、、

そして、気がつけば、身近なスマートフォンが、大学時代の大型コンピュータ以上の性能を持っている。生活中のあらゆる所に、コンピュータが仕組まれて、もうコンピュータが止まったら生活きない世の中になってきた。
そして、人は、幸せになったはずだった。

でも、それは本当なのか?
僕は、だんだん不幸せになっているような気がしてしょうがない。
ただ、これは、今のグローバル経済の中での生き方にも関係しているのが、、、、

スマートフォンは、確かに便利なはずだった。
毎日、何十、何百ものメールが送られてきて、情報に接する事もできるし、暇な時のゲームもある。電話もできる。。。。
最近は、IT業界がやたら大きくなったので、IT利用に関係する事は何もかも、複雑になっている気がします。その分、IT利用に関しても本質が見過ごされているのではないかと感じます。あくまでも、ITとは、「利用者の成功の為の道具"」です。しかし、最近は、ユーザサイドが、ITを使う目的に自信を持てない為に、ITやSIerに安易に頼る傾向が強くなった気がします。何十年も続く、「動かないコンピュータ」、そして新しいPCやツールを「買い替えないといけない」と言う、脅迫観念、、、、、
例えば、グローバルCRMを作った時にも、事前に国別の営業慣習、プロセス、SCMなどを正確に理解し、全体process、マネジメント設計、Business Control設計後、SFで2ヶ月で構築しました。自分の会社は、自社の人間にしかデザインできないのです。風潮としてのITを使えば、なんとなると言う事は幻想です。
道具を使う為の道具の使い方ユーザが決めなければなりません。
使い方を決めれば、シンプルに実現できるITツールを選べば良いだけです。今は短期間で構築できる優秀なITツールが沢山あります。ITは所詮道具です、要求に、シンプルに、かつ端的にこたえるものが、良い道具の本質です。
だから、PasPiは、久々の本質を突いた”良い道具”だと考えています。
そういう問題意識を持つ方は、"The Social Life of Information"がおすすめです

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